ポンプ再起動時!漏れが起きやすい!

ロータリーポンプからの液漏れに関するご依頼を受け、メカニカルシールの点検を行いました。
問題の送液物は液糖で、その粘着性により摺動面が固着する傾向にありました。
お客様によると、ポンプの再起動時に洗浄を行うこともあれば、行わないこともあるそうです。
このような状況は一般的で、再起動時に液糖が摺動面の隙間に残り、固着してしまうことがあります。
これにより、潤滑膜が形成されず、ドライ運転が引き起こされるのです。
現場での打合せでは、今回の漏れがこの状況に該当する可能性が高いと考えられました。
実際にポンプを調査した結果、摺動面にはヒートクラックが見られました。
これは熱衝撃によって生じるサーマルクラックとも呼ばれ、放射状にクラックが広がるのが特徴です。
この事例を通じて、お客様には再び当社の技術力を高く評価していただくことができました。

ポンプ再起動時!漏れが起きやすい!
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ポンプ再起動時!漏れが起きやすい!
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