技術コラムVol.033:API 682 フラッシングプランの概要 – 潤滑と冷却
API 682規格は、石油精製などのプロセス用ポンプに用いられるメカニカルシールの仕様を定めた国際規格です。この規格では、メカニカルシールの性能維持や寿命延長のために、シールチャンバー内の環境を整える様々な配管プラン(フラッシングプラン)異物(スラリー、蒸気など)の排除です。プラン
API 682規格は、石油精製などのプロセス用ポンプに用いられるメカニカルシールの仕様を定めた国際規格です。この規格では、メカニカルシールの性能維持や寿命延長のために、シールチャンバー内の環境を整える様々な配管プラン(フラッシングプラン)異物(スラリー、蒸気など)の排除です。プラン
メカニカルシールは、使用されるシールの数とその配置によって分類されます。シールが1個のみ使用されるものを「シングル形」と呼びます。2個のメカニカルシールを組み合わせるものを「ダブル形」または「タンデム形」と呼びます。ダブル形は、2つのシールの摺動面が互いに反対方向(背合わせ
メカニカルシールは、機器の軸封部(スタフィングボックス)内側に取り付けられるものを「インサイド形」外側に取り付けられるものを「アウトサイド形」と呼びます。インサイド形は、摺動面が流体側に面しており、外部への漏れを最小限に抑えるのに有利です。アウトサイド形は、摺動面が外部に面しており
メカニカルシールの形式分類の一つに、スプリングの位置による分類があります。スプリングが回転環側にあるものを「回転形」、固定環側にあるものを「静止形」と呼びます。回転形はスプリングが軸と一緒に回転し、シールユニット全体を軸に固定する構造が多く、高速回転時の運転安定性に優れます。
メカニカルシールに使用される主要な材料は、主に摺動材、二次シール材、金属材の3種類です。これらの材料の選定は、メカニカルシールの性能に大きく影響します。摺動材にはカーボン、SiC(炭化ケイ素)、超硬合金などが一般的に使用され、機械的強度、耐圧・耐変形性、自己潤滑性、耐摩耗性などが求