メカニカルシールの寿命は、使用条件や機器の状態によって大きく異なりますが、一般的に回転型シールは2〜3年、静止型シールは4〜5年と言われています。
『回転型シールと静止型シールの違い』
スプリングがシャフトと一緒に回転するか、ケーシングに固定されているかです。
回転型シールは静止型シールに比べて小型化が可能ですが、高速回転時にスプリングの追従が不安定になるリスクがあります。
一方、静止型シールはスプリングが遠心力の影響を受けないため、大径軸や高速、高粘度流体を取り扱う際に有利です。
メカニカルシールの寿命を延ばすためには、摺動面の清掃や調整、液質や温度、圧力、周速の管理が重要です。