パルプスラリー用メカニカルシール修理

今回は、製紙業界のお客様からパルプスラリー用のメカニカルシールを修理する仕事を依頼して頂きました。

■パルプスラリーとは?
パルプスラリーとは、木材や草などの植物繊維を水に浸して細かく砕いたものです。製紙工程では、パルプスラリーを濾過や漂白などの処理を行って紙にするために、ポンプやバルブなど設備があります。機器のシールには高い性能が求められます。

■修理の依頼と対応
今回、私たちが修理を依頼されたのは、パルプスラリー用の静止形メカニカルシールでした。お客様からの連絡では、シールの漏れが激しくなり、交換が必要だということでした。現物のシール面を確認した結果、シール面は、パルプスラリーの固形物によって、密着しており、簡単に外すことが出来ませんでした。また、シール面を無事に取り外した結果、シール面は傷ついており、シール性能が低下した原因であることが分かりました。また、Oリングやスプリングの部品も劣化していました。

■シール面のラッピング研磨
Оリングやスプリングなどの消耗部品は新作交換して、シール面はラッピング研磨で修理させて頂きました。修理期間は、約14日間でした。修理後のメカニカルシールは、シール面が滑らかになり、シール性能が無事に回復しました。

■まとめ
今回は、パルプスラリー用の静止形メカニカルシールの修理を実施しました。パルプスラリーは、メカニカルシールとってシールが難しい流体ですが、静止形メカニカルシールは、その条件に適した構造を持っています。しかし、シール面は摩耗や傷つきやすく、定期的なメンテナンスや修理が必要です。私たちは、メカニカルシールの修理に長年の経験と技術を持っており、お客様のニーズに応えることができます。もし、メカニカルシールの修理に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

パルプスラリー用メカニカルシール修理
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