メカニカルシールの金属部品(ステンレス)にテンパーカラー!?
テンパーカラーは、金属表面からの反射光の干渉によって生じるもので、
酸化膜の厚さによって色調が変化します。
ステンレス鋼に付着するテンパーカラーは、
耐食性を良好とするクロム(Cr)の濃化した不働態皮膜ではなく、
鉄(Fe)の濃化した酸化物皮膜です。
加熱温度の上昇に伴い、酸化皮膜は厚くなります。
テンパーカラーは、高温酸化着色の美しい効果を利用して、
装飾品や自動車・オートバイのマフラーなどで見かけることがあります。
しかし、ステンレス鋼の特長である耐食性を損なう可能性があるため、注意が必要です。
テンパーカラーが付着した場合は、ワイヤブラシ処理、研磨、
または化学処理などの表面処理を行い、テンパーカラーを除去することが望ましいです。
いかがでしたか?
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