本日検査したメカニカルシールは、固定環のОリングが摩耗している状態でした。
これは固着性流体によるものか、あるいは固定環自体が回転しているためかもしれません。
また、固定環ケースの摩耗や、Оリングの適切な圧縮がなされていないことも考えられます。
修理に際しては、Оリングを交換することに加え、同様の問題が再発しないよう対策を講じます。
具体的には、固着性流体に対する耐性を高めるために、摺動面のエッジ構造を改良することを提案します。
固定環ケースの精度については、お客様による検証をお願いしております。
もしケースに摩耗が見られる場合は、新たに製作することも可能です。