メカニカルシール改造事例|マルチスプリングからシングルスプリングへ改善

メカニカルシール改造事例|マルチスプリングからシングルスプリングへ改善
【ご相談内容】

お客様より、「ポンプ運転開始から約3カ月でメカニカルシールから液漏れが発生した」とご相談をいただきました。

運転中は何度かメカ漏れが発生し、一時的に漏れが止まることもありましたが、その後は漏れが継続したため、ポンプを停止して分解点検を実施しました。

短期間でメカ漏れが発生したことから、メカニカルシールだけでなく、使用液や運転条件も含めて原因を調査しました。

【原因調査内容】

取り外したメカニカルシールを確認した結果、マルチスプリング部の作動不良が疑われました。

使用液の物性を調査したところ、液体が乾燥すると粉状になる特性があり、この粉状物質がマルチスプリング内部へ入り込み、スプリングの動きを妨げていた可能性が考えられました。

スプリングの追従性が低下したことで、摺動面へ適切な面圧がかからず、メカ漏れが発生したと推定されました。

調査内容
ポンプ分解点検
メカニカルシール分解
摺動面点検
スプリング部点検
使用液の物性確認
漏れ原因分析
【改善提案】

今回の設備では、粉状物質がスプリング部へ付着しにくい構造へ変更するため、シングルスプリング式メカニカルシールへの改造をご提案しました。

シングルスプリング式は構造がシンプルなため、粉体やスラリーを含む液体でもスプリング部が詰まりにくく、安定した作動が期待できます。

設備条件に合わせてメカニカルシールの構造を見直すことで、漏れの再発防止や寿命延長につながります。

【このような症状は構造変更が有効な場合があります】

次のような症状がある場合は、メカニカルシールの仕様変更をご検討ください。

短期間でメカ漏れを繰り返す
使用液が乾燥すると粉状になる
スラリー液や固形分を含む液体を使用している
マルチスプリング式を使用している
同じ故障を何度も繰り返している

メカニカルシールは使用環境に適した構造を選定することが、長寿命化への重要なポイントです。

【メカニカルシールの改造・設計ならジクシール株式会社へ】

ジクシール株式会社では、メカニカルシールの原因調査をはじめ、シングルスプリングへの改造、オーダーメイド設計、修理、オーバーホールまで一貫して対応しております。

メカ漏れの再発や使用液に適したメカニカルシールへの変更をご検討の際は、お気軽にジクシール株式会社までご相談ください。

液中の物性が引き起こすポンプの作動不良
液中の物性が引き起こすポンプの作動不良
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