㈱荏原製作所ポンプのメカニカルシール突発漏れ対応|分解整備と復旧

工場内で稼働していた株式会社荏原製作所製の横形ポンプにおいて、軸封部(スタフィングボックス)付近からの突発的な液漏れが発生しました。
メカニカルシールは、回転軸と垂直な一対の摺動面が互いに接触し、流体の漏れを最小限に制限する精密な装置です。
微量な漏れは正常な範囲内とされることもありますが、今回は目視で明らかな漏洩が確認されたため、特急での整備が必要と判断されました。

【原因調査】分解によるメカニカルシールの状態診断
現場にてポンプを速やかに分解し、メカニカルシールの内部状況を調査しました。
メカニカルシールの性能は、シール流体の条件(圧力・温度・性状)や機器の精度に大きく左右されます。
分解の結果、シールリング(回転環)およびメイティングリング(固定環)の摺動面に損傷を確認しました。
摺動面は、ナノレベルの極めて高い平坦度が要求される「メカニカルシールの生命線」です。
今回の漏れは、摺動面に異物が噛み込んだか、潤滑膜が破断してドライ運転(乾式接触)に近い状態になり、異常摩耗やチッピング(欠け)が生じたことが直接の原因と考えられます。

【精密整備】正確な寸法測定と組み立て
迅速な復旧のため、在庫部品への交換および各部の清掃・整備を行いました。
二次シール材であるOリングの損傷にも注意を払い、軸(スリーブ)やケーシングとの嵌合部を慎重に清掃した上で組み立てを実施しました

【復旧完了】試運転による健全性の確認
全ての部品を組み戻した後、スタッドボルトを対角線上に均等に締め付け、メカニカルシールカバーを確実に固定しました。
復旧後の試運転では液漏れが完全に解消されていることを確認し、無事に生産ラインへの復帰を果たしました。

ポンプの突発的なトラブルは、専門技術の弊社へお任せください。
メカニカルシールは、流体を扱う回転機器にとって不可欠な消耗部品です。
ジクシール㈱は、荏原製作所をはじめとする各種メーカーのポンプ整備に精通しており、今回のような特急対応も承っております。
「漏れが止まらない」「異音がする」といった予兆がある場合は、致命的な故障に至る前に、ぜひ一度弊社までご相談ください。

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