現在使用しているメカニカルシールがスラリーポンプに適しているのか?ご質問を頂きました。
スラリーポンプのメカニカルシールには、スラリーの濃度や粒径、形状、粘度、温度、腐食性、摩耗性などによって異なる特性があります。
一般的に、スラリーポンプのメカニカルシールには、以下の特性が要求されます。
摺動面の材質は、スラリーの摩耗性や腐食性に耐えられることが求められます。
摺動面の形状は、スラリーの流入や停滞を防ぐことができるものであるべきです。
二次シールの材質は、スラリーの温度や化学的性質に適している必要があります。
スプリングやベローズなどの部品は、スラリーの固着や詰まりを防ぐようにしなければなりません。
外部注水やクエンチ注水などの補助装置を使用して、摺動面を冷却および洗浄する必要があります。
スラリーポンプのメカニカルシールには、バランス形・アンバランス形、回転形・静止形、インサイド形・アウトサイド形、シングル形・ダブル形・タンデム形など、さまざまな形式が存在します。
各形式にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、スラリーポンプの要件や用途に応じて適切な選択を行うことが重要です。