メカニカルシールの修理

修理
  • 他社製でも海外製でも、対応可能
  • 短納期対応がストロングポイント
  • 摺動面の研磨だけなら最短1日間
  • 完全見積無料の修理サービス誕生

修理工程

1.開始

お客様から使用済みメカニカルシールお預かりします。

2.洗浄

修理品に付着した汚れや錆を除去します。ブラストショットや特殊洗浄機を使用します。

3.分解

メカニカルシールを分解して、損傷具合を調査します。

4.粗研磨

摺動面の軽微なカケを見逃さないために、見積前に粗研磨で状態を調査します。

5.精密研磨

摺動面をラッピングマシーン精密研磨機で、新品同様ミクロン単位に仕上げます。

6.完了

新品同様に復活します。

豊富なノウハウで修理します。

【摺動面の再研磨】

『概要』
メカニカルシールを経年使用すると摺動面の健全性が損なわれます。運転中に接触摩耗を繰り返し、いわゆる、面荒れが発生します。摺動面が面荒れすると漏れます。メカニカルシールの修理は、摺動面を再研磨(ラッピング研磨)しますことで、修理によるコストダウンを図ることが最大の目的です。修理価格は損傷状態によりますが、新品価格の70%OFFで修理することも可能です。

『作業内容』
摺動面を粗研磨して、軽微なクラックやカケの有無を確認します。そのうえで、ラッピングマシーン(精密研磨機)で摺動面をミクロン単位に精密研磨仕上げします。

『注意事項』
摺動面を再研磨(ラッピング研磨)すると、摺動面の面高さが低くなるので、修理基準には摺動面高さを設ける必要がある。各シールメーカーは、再研磨(ラッピング研磨)を前提にメカニカルシールを設計製造しているため、一般的に数回程度の再研磨(ラッピング研磨)が可能であることが多いです。

【消耗品は交換】

『概要』
メカニカルシールの消耗品は、金属材のピン・ビス・スプリングや、二次シール材のOリング(ゴム)Vリング(樹脂)があります。一般的に消耗品は、全て新品取替になります。

『作業内容』
消耗品は規格サイズを使用することが多いですが、特殊サイズが含まれることがあります。その際は、使用済み品の消耗品を採寸したり、Oリング溝の寸法を確認したり、豊富なノウハウでサイズを特定することができます。

『注意事項』
見た目で材質を特定できる消耗品もありますが、分からない場合もございます。お客様の方でも、材質が分からない、図面がないなど、調べる情報が少ない場合があります。そんな時は、実際の仕様条件(流体名、温度など)を確認して、使用可能な材質を選定することも可能です。

【破損部品は採寸&製作】

『概要』
メカニカルシールの主要部品は、摺動材・二次シール・金属材があります。

『作業内容』
摺動材と金属材が破損している場合は、使用済み品を採寸して製作することになります。

『注意事項』
見た目で材質を特定できる消耗品もありますが、分からない場合もございます。お客様の方でも、材質が分からない、図面がないなど、調べる情報が少ない場合があります。そんな時は、実際の仕様条件(流体名、温度など)を確認して、使用可能な材質を選定することも可能です。

【損傷原因の調査可能】

『概要』
メカニカルシールの損傷原因(漏れ原因)は、使用済み品の状態で推察することが可能です。 当然ながら、全てを判断できる訳ではありませんが、代表的な損傷事例というものがございます。

『代表的な損傷事例』
ドライ運転でメカニカルシールを損傷させた場合は、摺動面が焼き付き、摺動面にクラックが発生して、 液漏れすることがあります。この場合、メカニカルシールの摺動面には、ドライ運転が起こった痕跡が 残ります。一般的に、サーマルクラックやヒートクラックと呼ばれています。いわゆる、熱衝撃による 摺動面の破損になります。

【改造提案まで対応】

『概要』
メカニカルシールの修理は、改造提案のヒントが隠されています。

『改造提案』
極端な提案例としては、ドライ運転で破損させてしまうのであれば、ダブル形に改造することで、常時エクスターナル流体により、摺動面間に潤滑膜があるため、ドライ運転で破損することがなくなります。また、摺動環(ソリッド式)回り止め部が破損するのであれば、摺動環(ソリッド式)から摺動環(ヤキバメ式)に改造することで、回り止め部の破損を防止することが可能です。ヤキバメ式が使用できない温度帯であれば、ハメコミ式を採用するなど、これら以外の改造提案も豊富にございます。

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