メカニカルシールは、使用されるシールの数とその配置によって分類されます。
シールが1個のみ使用されるものを「シングル形」と呼びます。
2個のメカニカルシールを組み合わせるものを「ダブル形」または「タンデム形」と呼びます。
ダブル形は、2つのシールの摺動面が互いに反対方向(背合わせ)に配置され、間にバリア流体を封入して外部への漏れをゼロに近づけることを目的とします。
タンデム形は、2つのシールの摺動面が同じ方向(同方向合わせ)に配置され、主に高圧流体に使用され、圧力を分担させて1個あたりの圧力負荷を低減する目的で用いられます。