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技術コラムVol.027:メカニカルシールの基本的な構造 – 主要部品の役割

メカニカルシールは、主に摺動環(回転環と固定環)の対向する摺動面で流体の漏れを制御します。基本的な構造には、この回転環と固定環に加え、二次シール、スプリングなどが含まれます。回転環と固定環は、ラッピング仕上げされた摺動面が互いに接触し、回転または摺動しながら漏れを抑制します。

技術コラムVol.026:メカニカルシールはどこで活躍している? – 広がる適用機器

メカニカルシールは、産業界の著しい技術発展に伴い、広範な分野で流体を扱う様々な機器の軸封部として使用されています。適用範囲は急速に拡大しており、自動車、家庭用電気器具、農業関連、船舶、石油化学、一般化学、製鉄、製紙、食品、エネルギー(電力・原子力)、航空機・宇宙など、多岐にわたる産業で利用

ミクロン単位

今日の修理品は、回転形シングルメカニカルシールです。経年使用の割には摺動面の状態は良好、とはいえ、摺動面の平面度・凹凸は、ミクロン単位の世界です。少しの異物が噛み込んだだけでも、液体の漏れが確認されてしまいます。今回は突発漏れが発生したとのことで、点検を含めた修理のご依頼です。現物の状態で、ある程

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