『報告』
本日もメカ修理品が届きました。ありがとうございます。
完全見積無料の修理サービスです。豊富なノウハウで修理します。
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『事例』
メカ修理品の状態で漏れ原因を推察することが出来ます。
漏れの原因は多岐に渡りますが、ここでは想定される状況から、漏れ原因を推察します。
お心当たりないですか?
①突発漏れ
昨日までは順調だったのに…。朝一の運転で突発漏れ…。しかも、多量漏れ…。なんで?
突発漏れの場合は、摺動面の損傷を疑います。摺動面が欠けたり、割れたりしている可能性があります。
摺動面の損傷原因は、過大な圧力/冷却不足/空運転(ドライ運転)/熱衝撃が考えられます。
このような場合は、予備メカの重要性を再認識して頂けることが多いです!
この機会に予備メカ提案させて頂きます!
②交換直後の漏れ
試運転で漏れた!メカ交換直後の漏れ…。どうしよう…。なんで漏れたの?
メカ交換直後にポタポタと漏れる場合は、空運転や締切運転、吸い込み不良による負圧やキャビテーションの可能性があります。
加えて、摺動面や作動用Oリングに異物が噛み込んでいたり、固定環のセット不良(座りが悪い)可能性も考えられます。
前者の場合は、摺動面が致命的な損傷を受けていることが多く、馴染み運転で解決することは少ないですが、
後者の場合は、馴染み運転や起動停止を繰り返すことで解決することもあるんです!
現場あるあるでしょうか。
③寿命サイクルが安定しない漏れ
メカニカルシールの寿命サイクルが1カ月~半年、長い時で2年間と安定しない…。なんで?
寿命サイクルが安定しない場合は、仕様条件の変化を疑います。
例えば、シール対象の圧力が製品によって異なる、温度や粘性も変動するのであれば、お使いのメカニカルシールが最適ではない可能性が高いです。
また、液と粉を混合する装置のメカニカルシールであれば、液を投入後に粉を投入するのと、粉を投入後に液を投入するのでは大きく異なります。
メカニカルシールにとっては、液を投入後に粉を投入する方が摺動面間に粉が噛み込むリスクを軽減できます。
お心当たりないですか?