MECHANICAL SEAL GLOSSARY

メカニカルシール用語集
構造・形式・補助配管・保全

メカニカルシールの形式・構造、設計、補助配管、検査・保全の用語を整理しました。見出しを選ぶと、このページ内で意味と判断のポイントを確認できます。

メカニカルシールの金属部品、摺動部品、ばね、Oリング
用語を実際の部品・構造・運転条件へ接続

START WITH SIX BASICS

まず知りたい6つの基本語

構造や故障説明を読む前に知っておきたい基礎語です。詳しい疑問は基礎解説と一問一答へ接続します。

01

軸封部/軸封装置

回転軸がケーシングを貫通する部分で、流体の漏れを制御する部位・装置。

02

回転環/固定環

一般的な接触式で向かい合う二つの環。どちらが回るかを実物と図面で確認します。

03

摺動面/摺動面間

回転環と固定環が向かい合う面と、その間の界面。漏れ制御と潤滑に関係します。

04

液膜/潤滑膜

摺動面間に存在する薄い流体の膜。摩擦・発熱・漏れのバランスに関係します。

05

二次シール(代表例:Oリング

摺動面以外のすきまを密封する部品の総称。Oリングは代表例の一つで、材質、溝、動き、温度、流体を確認します。

06

芯出し と 軸振れ

芯出しは複数の回転中心の位置関係、軸振れは回転時の軸の振れを確認します。異なる測定項目です。

26 TERMS / FOUR GROUPS

知りたい用語を開いて確認

同義語や連続テーマを一つの見出しにまとめ、定義と選定条件を分けて確認できます。

26語を表示

形式・構造アウトサイド形説明を開く

主要なシール部を機器のシール室外側に配置する形式。流体圧力、漏れ方向、保守性、材質適合を含めて選定します。

形式・構造インサイド形説明を開く

主要なシール部を機器側・シール室側に配置する一般的な形式。名称だけで漏れ方向や適用可否を決めず、断面図で確認します。

設計・力アンバランス形説明を開く

流体圧力による閉じる力が摺動面へ比較的大きく作用する設計。使用圧力だけでなく、面圧、材質、冷却、機器条件を確認します。

設計・力バランス形説明を開く

流体圧力を受ける有効面積を調整し、摺動面へ作用する負荷を抑える設計。高圧向けと一律に決めず、設計範囲を確認します。

形式・構造インサート説明を開く

ホルダーなどへ組み込む別体の環状部品を指す呼び方。固定環になる場合もありますが、機能と回転側・固定側は図面で確認します。

補助配管エクスターナル流体説明を開く

機器外部からシール周辺へ供給する流体の総称として使われます。冷却、洗浄、潤滑、加圧など目的と供給位置を確認します。

形式・構造タンデム形説明を開く

二組のシールを軸方向に直列配置する構成。一次側と二次側の役割、漏れの回収、圧力条件をシステム全体で確認します。

検査・保全エンドプレイ説明を開く

軸が軸方向へ動ける量・実際に移動する状態。軸受すきま、熱膨張、機器構造が関係し、シールの追従範囲にも影響します。

形式・構造エンドプレート説明を開く

固定側部品を保持し、機器側へ取り付けるプレートを指す呼称の一つ。製品によってグランドプレートなど名称と機能範囲が異なります。

検査・保全表面粗さ説明を開く

加工面の細かな凹凸を表す指標。摺動面、Oリングの接触部、軸スリーブなど、対象部位と評価方法を明確にします。

形式・構造パッキン説明を開く

密封材全般を指す広い言葉ですが、この用語集では主に軸の外周部へ詰めるグランドパッキンを扱います。用途によって意味を確認します。

形式・構造ガスケット説明を開く

配管フランジやケーシング合わせ面など、主に静止した接合部で使う密封材。軸封部の動的シールとは役割を分けて考えます。

形式・構造ベローズシール説明を開く

ばね性や追従機能を持つ蛇腹状部品を使う形式。金属、ゴム、PTFEなど材質ごとに構造・温度・耐食性・動きが異なります。

補助配管ポンピングリング説明を開く

軸の回転を利用して、シール周辺の流体循環を助ける部品。配管抵抗、回転方向、設置位置を含めて循環系として確認します。

設計・力オープニングフォース説明を開く

シール面を開く方向へ作用する力の総称。液膜圧力などが関係し、閉じる力との釣り合いが摺動状態に影響します。

設計・力クロージングフォース説明を開く

流体圧力やばねなどによって、シール面を閉じる方向へ作用する力。大き過ぎても小さ過ぎても摺動状態へ影響します。

設計・力スプリングフォース説明を開く

ばねがシール面を閉じる方向へ与える力。停止時の接触維持や追従に関係し、流体圧力による力と合わせて考えます。

設計・力トルク説明を開く

軸まわりに回転させる作用の大きさを表す力のモーメントで、単位はN·mです。起動時と運転時で異なり、摺動材、面幅、ばね荷重、流体、温度、停止時間などが関係します。

補助配管熱サイホン説明を開く

温度差による密度差を利用し、タンクとシール室の流体を自然循環させる方式。配管勾配、抵抗、高低差、発熱条件が循環へ影響します。

用語の意味を確認した後、関連する技術解説・事例へ進めます。

JIKUSEAL TECHNICAL NOTE

このページ内で理解を完結

定義は社内技術資料と一次資料を照合して整理しています。設備固有の選定は、型式別図面と運転条件を優先してください。

技術情報提供
ジクシール株式会社

確認日
2026年8月12日

対象分野
構造・形式・補助配管・保全

FROM TERM TO EQUIPMENT

用語が分からなくても、
対象部位から確認できます。

設備名、メーカー・型式、困っている場所や症状を分かる範囲でお知らせください。呼び方が違っていても、対象部位から確認します。

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