ROTATING EQUIPMENT MAINTENANCE GUIDE

回転機器整備を、症状と機器から探す。

ポンプ、ブロワー、モーター、撹拌機、ビーズミル、真空ポンプ。異音・振動・発熱・漏れ・能力低下を入口に、分解点検、軸受、芯出し、軸封まで確認範囲を整理します。

01
SCOPE

一つの症状を、一つの部品だけで決めない。

回転機器の不調は、軸受、回転体、軸封、芯出し、潤滑、汚れ、配管側の状態など、複数の確認先があります。機器と症状を入口に、分解前・分解時・組立前で見る範囲を分けます。

01 / MACHINE

機器の種類を確認

ポンプ、ブロワー、モーター、撹拌機など、構造と役割を整理します。

02 / SYMPTOM

症状の出方を整理

異音、振動、発熱、漏れ、能力低下が、いつ出るかを分けて確認します。

03 / CONDITION

使用条件を照合

流体、温度、運転時間、起動停止、清掃や整備の経過を確認します。

04 / DECISION

整備範囲を決める

点検、清掃、部品交換、補修、再製作を、確認された状態から比較します。

02
DIAGNOSE

いま起きている症状から、確認先を絞る。

同じ症状でも候補は一つではありません。安全手順と設備側の運用を優先し、発生時期と関連する変化を整理します。

01

異音・振動がある

軸受、固定状態、芯出し、接触、回転部の汚れや損傷を確認します。

02

発熱がある

軸受、潤滑、接触、負荷、冷却、シール周辺の状態を分けて確認します。

03

流量・風量が変化した

内部汚れ、羽根車、回転状態、配管側、運転条件を照合します。

04

軸付近から漏れる

軸封方式、摺動面やパッキン部、シャフト・スリーブ、周辺部を確認します。

05

回転しない・重い

異物、接触、軸受、部品の変形、停止前後の状態を確認します。

06

摩耗・腐食が見つかった

母材、損傷範囲、必要寸法、使用条件から補修・再製作・交換を比較します。

03
PROCESS

分解前から試運転まで、判断をつなげる。

実施内容は機器と状態で変わります。ここでは、整備事例を読むときの共通の確認順を示します。

STEP 01

症状整理

発生時期、運転状態、前回整備からの変化を確認します。

STEP 02

分解前確認

外観、音、振動、漏れ、固定状態などを確認します。

STEP 03

分解点検

汚れ、摩耗、損傷、はめ合いを部位ごとに見ます。

STEP 04

整備・組立

清掃、部品交換、補修、調整の範囲を決めます。

STEP 05

再確認

組立状態と試運転時の変化を確認します。

04
FIELD CASES

機器と症状に近い整備事例を選ぶ。

ポンプ、ブロワー、モーター、撹拌機、ビーズミル、真空ポンプ、芯出し、軸受、軸封の事例を、確認したい役割ごとに整理しました。

PUMP

横軸両吸込渦巻ポンプの定期整備

分解後に摩耗・劣化を確認し、消耗部品の交換、洗浄、調整を行った事例。

定期整備の流れを見る
BLOWER

ブロワー内部の堆積物を分解清掃

粉じんや汚れの状態を分解して確認し、羽根車の洗浄と部品確認を行った事例。

分解清掃の判断を見る
MOTOR

大型モーターを分解して内部状態を確認

固定子、回転子、カバーを確認し、コイルの洗浄、乾燥、ワニス処理を行った事例。

モーター整備を見る
AGITATOR

撹拌機の軸封部を現地で交換

軸封部を取り外し、整備済みのシールへ交換して、気密確認と試運転を行った事例。

撹拌機の軸封整備を見る
BEAD MILL

ビーズミルのシール部を交換

シール水の温度上昇と漏れが見られた設備で、整備済み予備品へ交換した事例。

シール交換の流れを見る
VACUUM PUMP

異音が出た真空ポンプを分解確認

オイル漏れと軸受の潤滑状態を確認し、部品整備と給脂を行った事例。

異音点検の事例を見る
ALIGNMENT

複数台のポンプで芯出しを確認

据付状態を測定し、調整後に再測定と試運転を行った事例。

芯出し作業を見る
BEARING

異音・振動が出たポンプを分解点検

軸受、固定ナット、水切り、軸受箱のはめ合い部に確認された状態を整理した事例。

分解点検の判断を見る
SHAFT SEAL

ポンプ軸封部の漏れを分解確認

シール摺動面の損傷を確認し、部品交換、清掃、組立、試運転を行った事例。

軸封部の整備を見る
05
Q&A

整備を考えるときの、よくある疑問。

事例は判断材料の入口です。実際の整備範囲は、対象機器と確認された状態に合わせて決めます。

異音があるとき、軸受交換だけでよいですか?

異音の発生箇所と時期を確認し、軸受、固定状態、はめ合い、接触、潤滑などを分けて確認します。交換範囲は分解時の状態を見て検討します。

分解清掃で何を確認しますか?

汚れの付着位置だけでなく、羽根車や回転部、ケーシング内部、軸受、固定部品などの状態を確認します。

定期整備では、毎回同じ部品を交換しますか?

使用条件と前回整備からの変化、分解時の摩耗・劣化を確認し、交換候補を検討します。

軸の摩耗は補修できますか?

母材、損傷範囲、必要寸法、使用条件を確認し、コーティング補修、再製作、交換を比較します。

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