㈱荏原製作所製の新品多段給水ポンプを使用し、グランドパッキン専用の密封強化剤「エキシル」を現場で塗布しました。エキシル塗布あり・塗布なしの状態を同一運転条件で比較し、塗布方法から運転後のグランドパッキンの状態まで確認しました。

〖試験内容〗エキシル塗布あり・なしで漏れ状態を比較
今回の試験では、㈱荏原製作所製の新品多段給水ポンプを使用しました。ポンプのグランドパッキン部に、密封強化剤エキシルを塗布した側と塗布していない側を設け、運転中の漏れ状態を比較しました。
運転条件は1,800rpm、0.8MPaGです。運転開始後15分、30分、60分、90分の状態を撮影し、グランドパッキン部からの漏れ方を目視で確認しました。

〖塗布方法〗グランドパッキン全体へエキシルを塗り込む
ポンプを停止し、グランド押さえを取り外して、グランドパッキンを分解しました。今回は、取り外したグランドパッキンを使用しています。

ゴム手袋を着用し、密封強化剤エキシルをグランドパッキンの表面だけでなく、編み目にもなじむように全体へ丁寧に塗り込みました。塗布後はグランドパッキンを1本ずつポンプへ取り付け、グランド押さえを復旧しました。



組み立て後は、ポンプを始動する前に軸を手回しして、引っ掛かりや異常がないことを確認しました。

〖比較結果〗エキシル塗布側で漏れを抑制
運転開始15分後の比較では、エキシル塗布側では大きな滴下は確認されず、塗布なし側では滴下と受け部の水たまりが確認されました。



動画では、運転開始後の経過時間ごとにグランドパッキン部を撮影しています。エキシル塗布側と塗布なし側を見比べることで、漏れ状態の違いを目視で確認できます。

試験終了後はグランドパッキンを取り外して状態を確認し、異常がないことを確認しました。


実演動画
〖密封強化剤エキシルとは〗
エキシルは、グランドパッキンとシャフトの隙間を埋め、ポンプなどの液漏れ低減を目的とした密封強化剤です。グランドパッキンへ塗布することで、漏れ量や増し締め回数の低減を目指します。
グランドパッキンを強く締め込みすぎると、シャフトやスリーブの摩耗、発熱、パッキンの早期劣化につながることがあります。エキシルは、漏れを抑えながら設備を安定運転するための選択肢の一つです。
〖グランドパッキンの漏れ対策ならジクシール株式会社へ〗
ジクシール株式会社では、密封強化剤エキシルの製造・販売に加え、ポンプやミキサーの整備、グランドパッキン交換、メカニカルシールの設計・修理まで一貫して対応しています。
「グランドパッキンからの漏れ量を減らしたい」「増し締め回数を減らしたい」「シャフトやスリーブの摩耗を抑えたい」といったお悩みがありましたら、お気軽にジクシール株式会社までご相談ください。