技術コラムVol.018 メカニカルシールの許容漏れ量は?
メカニカルシールは、液漏れを最小限に制御することはできますが、液漏れを完全に防止することはできません。許容漏れ量は製造者と使用者で協議して決めるものですが、一般的に3~5cc/hrの漏れが目安になります。目に見える液漏れではなく、摺動面同士の摺動発熱により、液体が蒸気化した蒸気が漏
メカニカルシールは、液漏れを最小限に制御することはできますが、液漏れを完全に防止することはできません。許容漏れ量は製造者と使用者で協議して決めるものですが、一般的に3~5cc/hrの漏れが目安になります。目に見える液漏れではなく、摺動面同士の摺動発熱により、液体が蒸気化した蒸気が漏
メカニカルシールの主要構成材料と言えば、■摺動材硬質材のSiCや超硬合金軟質材のカーボンやPTFE■二次シールゴム系のNBRやFKM樹脂系のPTFE■金属材ステンレスやチタンなどが使用されます。
メカニカルシールの代表的な種類と言えば、■圧力範囲高圧バランス形/低圧アンバランス形■スプリング配置位置回転形/静止形■取付位置インサイド形/アウトサイド形があります。※その他にも、色んな種類に分類されます。
メカニカルシールで気体をシール場合は、摺動面同士のスキマに液体膜がないので、接触(摩擦)のみが発生するので、液体用メカニカルシールのように高速回転に使用することは出来ません。摺動面同士はドライタッチになるので、摺動面の材質はドライタッチに最適な選定が必要になります。気体シールのメカ
メカニカルシールのイニシャルコストはグランドパッキンより高額ですが、ランニングコストはメカニカルシールを修理することで、抑えることが出来ます。一方、グランドパッキンは、定期的な増し締め作業の負担と、焼き付きを防止するために、運転中は一定量の水を漏らす必要がある。