BLOG

技術コラム Vol.009 スキマが崩壊すると液が漏れる

メカニカルシールの摺動面同士のスキマは、経年劣化の摩耗で広くなります。そうすると、液漏れ量が増加するだけではなく、摺動面同士のスキマには、液中の異物などが嚙み込んだりして、摺動面同士のスキマがマイクロメートルの数値を維持することが出来なくなるので、液もが漏れることになります。

技術コラム Vol.008 マイクロメートルの不思議な世界

メカニカルシールの摺動面同士のスキマは、0.25~2.5㎛で管理されています。メカニカルシールが精密部品と呼ばれる理由は、摺動面のスキマコントロールにあります。摺動面のスキマは『狭すぎても』『広すぎても』正常なシール性能は発揮できません。

技術コラム Vol.007 摺動面同士にスキマは存在するのか?

メカニカルシールの摺動面同士は密着しているけど、実は『スキマ』があります。摺動面同士は液体を通すことで『潤滑』するので(漏れ)ます。液体を通さないように『接触』するので(摩耗)します。この矛盾こそが『メカニカルシールの不思議』です。『潤滑と接触』(漏れと摩耗)両条件

技術コラムVol.006 メカニカルシールが水漏れすると#02

メカニカルシールの水漏れを放置すると…。ポンプのベアリングを破損させる原因にも繋がります。ポンプ設備の稼働停止で、お困りになる前に、水漏れを確認したら、必ずメカニカルシールを交換してください。理想は、水漏れを確認する前に、予防保全でメカニカルシールを交換することを推奨しています。

技術コラムVol.005 メカニカルシールが水漏れすると#01

メカニカルシールの水漏れを放置すると…。ポンプ本体を腐食させたり、作業環境を悪化させます。もし、シール対象が水ではなく、汚水や油であった場合、作業環境は劣悪になるので、放置することはできません。更には、シール対象が危険物や化学薬品であった場合、作業環境の悪化だけでは収まらず

TOP