技術コラムVol.004 メカニカルシール ある時、ない時
『ある時』一般的に3~5cc/hrの漏れ量です。摺動面同士の接触で発生する摺動発熱で蒸気化した蒸気が漏れています。見た目で液漏れは確認されないので、メカニカルシールは漏れを完全に止めることが出来ると勘違いされることがあります。あくまで、メカニカルシールは、漏れ量を最
『ある時』一般的に3~5cc/hrの漏れ量です。摺動面同士の接触で発生する摺動発熱で蒸気化した蒸気が漏れています。見た目で液漏れは確認されないので、メカニカルシールは漏れを完全に止めることが出来ると勘違いされることがあります。あくまで、メカニカルシールは、漏れ量を最
メカニカルシールは、ミクロン単位に精密研磨(ラッピング仕上げ)された摺動面同士の接触により、流体の漏れを最小限に制御する装置ではあるが、流体の漏れを完全に止めることは出来ない。その理由は、摺動面同士は接触しているけど、ミクロン単位のスキマが存在します。これこそが、メカニカルシールが
メカニカルシールは、『回転環』と『固定環』があります。『回転環』は軸に固定するので、軸と一緒に回転します。『固定環』はポンプのケース側に固定するので、軸と一緒に回転しません。『回転環』『固定環』は軸に垂直な面、いわゆる『摺動面』が互いに接触して、相対的に回転する『摺動面』に
メカニカルシールは、『ポンプ』などの『回転機器』に装着されます。メカニカルシールは、『軸がケーシング』に『貫通する部分』に装着されます。メカニカルシールの装着箇所を『軸封部』と呼びます。『軸からの水漏れを封じる』という意味です。このことから、メカニカルシールを『軸封