技術コラムVol.019 メカニカルシールの据え付け上の注意
メカニカルシールのシール性を安定させるには、取付精度が重要になります。・軸ブレ回転する機械で起こってしまう回転体の振動現象のこと。・同芯度円柱もしくは、円筒のモノの芯(中心)のブレのこと。・直角度基準となる面や線から対象となる面や線が直角であるかどう
メカニカルシールのシール性を安定させるには、取付精度が重要になります。・軸ブレ回転する機械で起こってしまう回転体の振動現象のこと。・同芯度円柱もしくは、円筒のモノの芯(中心)のブレのこと。・直角度基準となる面や線から対象となる面や線が直角であるかどう
メカニカルシールは、液漏れを最小限に制御することはできますが、液漏れを完全に防止することはできません。許容漏れ量は製造者と使用者で協議して決めるものですが、一般的に3~5cc/hrの漏れが目安になります。目に見える液漏れではなく、摺動面同士の摺動発熱により、液体が蒸気化した蒸気が漏
メカニカルシールの主要構成材料と言えば、■摺動材硬質材のSiCや超硬合金軟質材のカーボンやPTFE■二次シールゴム系のNBRやFKM樹脂系のPTFE■金属材ステンレスやチタンなどが使用されます。
メカニカルシールの代表的な種類と言えば、■圧力範囲高圧バランス形/低圧アンバランス形■スプリング配置位置回転形/静止形■取付位置インサイド形/アウトサイド形があります。※その他にも、色んな種類に分類されます。
メカニカルシールで気体をシール場合は、摺動面同士のスキマに液体膜がないので、接触(摩擦)のみが発生するので、液体用メカニカルシールのように高速回転に使用することは出来ません。摺動面同士はドライタッチになるので、摺動面の材質はドライタッチに最適な選定が必要になります。気体シールのメカ