「部品の供給が終わった」。その連絡だけで、設備全体の更新を決めようとしていませんか。廃番のメカニカルシールは、現物の状態と取付け・使用条件から、修理や再製作などの対応可否を個別に検討する相談対象です。
現物を捨てる前に、シールの相談を。
部品の供給終了と、設備を残せるかどうかの判断は分けて考えます。まずは使用済みシール、機器情報、取り外す前後の状態を残し、確認できる材料を整理しましょう。現物や図面があれば必ず製作できるという意味ではありません。
1.現物と機器情報を残す
使用済みシールや取り外した部品を保管し、機器の銘板・メーカー・型式、シール全体と部品の写真、図面、過去の修理・交換履歴を分かる範囲でそろえます。機器本体とシールの情報を分けておくと、問い合わせ時に対象を説明しやすくなります。
2.取付状態と分解の機会を共有する
取り外す前の全体・取付部分の写真や既存図面を残します。分解の機会に採寸や確認が必要か、作業担当と相談先で先に調整してください。取り外した部品の外形だけでは、設備側との取付関係や使用条件まで判断できない場合があります。
分解・採寸は、安全な停止・隔離と現場の手順に従い、作業担当が実施してください。相談用の情報をそろえるために、無理な分解や運転中の確認を行う必要はありません。
3.使用条件と症状を伝える
流体・温度・圧力・回転速度、漏れなどが始まった時期と変化も共有します。材質、取付寸法、損傷状態などの必要事項を、機器側の条件と合わせて検討します。分からない項目は推測で埋めず、未確認として伝えてください。
図面がない場合も相談できますか?
分かる情報から相談を始められます。ジクシールは現物と運転条件を確認して、修理・部品対応・新品・改造などの検討範囲を整理します。対応可否、費用、納期は個別確認です。現物がない場合も、残っている写真や機器情報、図面の有無をお知らせください。
分解の予定が分かったら、先に相談。
銘板・現物写真・図面・分解予定を、分かる範囲でお知らせください。現物確認と相談の準備について整理します。
参考:JIKUSEAL総合カタログ p.3、プラント保全カタログ p.2、公式サイト「修理」。作成:ジクシール株式会社。