メカニカルシールの保全相談

外形寸法だけでなく、工具の入り方や部品の向き、組立順序を確認します。現場の写真と図面から、組み込める段取りを検討します。
取付寸法は図面どおりなのに、最後のボルトに工具が入らない。シールは入っても、スリーブや周辺部品を組み付けられない。こうした問題は、部品の寸法だけでは見つけにくい取付けの課題です。停止前に作業空間と組立順序まで確認することが、現場での手戻りを防ぐ検討につながります。
外形が入ることと、作業できることは別です
確認するのは軸径やシール室の寸法だけではありません。部品を運び込む方向、軸に通す長さ、工具を差し込む向き、締結時に工具が動く範囲まで見ます。保温材、配管、カップリング、架台などが障害になることもあります。
図面に写らない干渉物は現場写真で補います。正面だけでなく側面・上面から撮り、寸法の基準と撮影方向をそろえると、図面との照合がしやすくなります。
分解と組立ての順番を、復旧までつなげて確認
先に取り付ける部品が後の工具経路をふさぐ場合があります。機器側をどこまで外せるか、どの部品を先に通すか、取付方向を変更できるかを工程として確認します。取り外せた順番をそのまま逆にすればよいとは限りません。
構造変更が必要な場合は、密封性能と強度、締結方法、点検性を含めた設計確認が必要です。現場で部品を削る、締結部を省くなどの対応を先に決めず、機器とシールの図面を照合します。
現地下見で残したい情報
交換予定の停止期間、吊上げや搬入の制約、使える工具、担当する工事範囲を共有します。寸法が測れない箇所は、いつ分解確認できるかを決め、不明なままの寸法を推測値で確定しないことが大切です。
ジクシールでは取付関係と使用条件から、組み込める構造と段取りを検討します。単品製作の相談でも、現物写真と周辺部品を含む図面を用意すると、設計と現場作業をつなげて確認できます。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 取付部の図面と、正面・側面・周辺配管の写真
- 工具の種類、入らない箇所と必要な移動量
- 分解可能な部品、組立順序、搬入・吊上げ条件
- 流体・温度・圧力・回転速度と停止工程
小さいメカに替えれば解決しますか?
外形だけでは判断できません。密封条件と取付寸法に加え、工具の経路や締結・点検に必要な空間まで確認して候補を比較します。
写真・図面・工具が入らない箇所からご相談ください。