技術コラム

メカニカルシールの封液が減るのに外漏れがない|圧力関係と経路の調査

メカニカルシールの保全相談

封液の減少原因が分からない内外の漏れ経路と圧力を調査
封液の減少原因が分からないから内外の漏れ経路と圧力を調査を検討するメカニカルシールの相談イラスト
構造と相談のイメージです。実機の作業手順や改善結果を示すものではありません。
封液が減ります。製品に混ざっているのでしょうか?

液位の変化だけでは混入と断定できません。運転状態と圧力関係、内外の漏れ経路を確認し、必要な調査を整理します。

封液タンクの液位が下がるのに、外に漏れた跡がない。製品へ混ざっているのではと不安になる場面です。液位の低下だけで混入と断定せず、温度と液位の推移、圧力関係、内部・外部の流れ先を順に確認します。

いつ、どれだけ減るかを記録する

運転、停止、冷却、補給の時点と、液位・温度・圧力を合わせて記録します。測定の基準や補給量が不明だと、運転による変化と実際の損失を比較できません。

目視の外漏れがなくても、配管、継手、タンクなど補助系統を含めて確認します。見えない箇所や回収経路がないかも、系統図と現場で照合します。

ダブル形の配置と圧力関係を確認

封液・バッファ液の役割は、シールの配置と圧力関係によって異なります。名称だけで液の移動方向を決めず、機内側、液側、大気側のどこへ動く可能性があるかを整理します。

温度変化や運転状態で圧力関係が変わる場合もあります。設計条件と実測値を照合し、液の行き先を調べるために必要な確認項目を決めます。

混入の有無と、漏れ経路を分けて調べる

製品への混入が懸念される場合は、品質管理側と確認方法を決めます。シールの分解調査と、製品側で混入を確認する手段は別の情報として整理します。

ジクシールへはシール図面と補助系統図、液位・温度・圧力の履歴を共有してください。液位低下を見ただけで原因を断定せず、必要な調査範囲を具体化します。

相談前に、分かる範囲でそろえたい情報

  • 封液量・補給量、液位・温度・圧力の時系列
  • シール配置と補助系統・回収経路の図面
  • 運転・停止時の圧力関係、外漏れ点検の結果
  • 製品への混入に関する確認結果と品質要求

封液が減るなら、製品へ混入しているのですか?

液位低下だけでは断定できません。配置と圧力関係、外部・内部の経路を調べ、混入の有無は必要な確認方法で評価します。

原因不明の封液減少は、ジクシールへ。

減り方・運転条件・外部漏れの有無からご相談ください。

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