技術コラム Vol.007 摺動面同士にスキマは存在するのか?
メカニカルシールの摺動面同士は密着しているけど、実は『スキマ』があります。摺動面同士は液体を通すことで『潤滑』するので(漏れ)ます。液体を通さないように『接触』するので(摩耗)します。この矛盾こそが『メカニカルシールの不思議』です。『潤滑と接触』(漏れと摩耗)両条件
メカニカルシールの摺動面同士は密着しているけど、実は『スキマ』があります。摺動面同士は液体を通すことで『潤滑』するので(漏れ)ます。液体を通さないように『接触』するので(摩耗)します。この矛盾こそが『メカニカルシールの不思議』です。『潤滑と接触』(漏れと摩耗)両条件
メカニカルシールの水漏れを放置すると…。ポンプのベアリングを破損させる原因にも繋がります。ポンプ設備の稼働停止で、お困りになる前に、水漏れを確認したら、必ずメカニカルシールを交換してください。理想は、水漏れを確認する前に、予防保全でメカニカルシールを交換することを推奨しています。
メカニカルシールの水漏れを放置すると…。ポンプ本体を腐食させたり、作業環境を悪化させます。もし、シール対象が水ではなく、汚水や油であった場合、作業環境は劣悪になるので、放置することはできません。更には、シール対象が危険物や化学薬品であった場合、作業環境の悪化だけでは収まらず
『ある時』一般的に3~5cc/hrの漏れ量です。摺動面同士の接触で発生する摺動発熱で蒸気化した蒸気が漏れています。見た目で液漏れは確認されないので、メカニカルシールは漏れを完全に止めることが出来ると勘違いされることがあります。あくまで、メカニカルシールは、漏れ量を最
メカニカルシールは、ミクロン単位に精密研磨(ラッピング仕上げ)された摺動面同士の接触により、流体の漏れを最小限に制御する装置ではあるが、流体の漏れを完全に止めることは出来ない。その理由は、摺動面同士は接触しているけど、ミクロン単位のスキマが存在します。これこそが、メカニカルシールが