技術コラム

スラリーポンプのメカニカルシールがすぐ摩耗する|材質と固形分条件の見直し

メカニカルシールの保全相談

摩耗して交換を繰り返すメカと吸込み条件を合わせて調査
摩耗して交換を繰り返すからメカと吸込み条件を合わせて調査を検討するメカニカルシールの相談イラスト
構造と相談のイメージです。実機の作業手順や改善結果を示すものではありません。
スラリー液でメカがすぐ摩耗します。

摩耗した場所と粒子の性質を、運転条件に照らして確認します。摺動材だけでなく、構造や固形分の滞留、補助流路も見直します。

スラリー液のポンプで、メカの摺動面が短期間で荒れる。硬い材質に替えるだけで解決するか迷う。固形分を含む液では、粒子の性質と入り方、滞留する場所、補助流路まで確認し、摩耗が起きている条件を整理することが大切です。

どの部位が、どう減っているかを確認

摺動面の筋や欠け、二次シール接触部、スリーブなど、摩耗した位置を分けて記録します。固形分が見えることだけで原因を確定せず、接触・腐食・液膜不足など他の損傷と区別します。

流体中の粒子径、硬さ、濃度、沈降性、付着しやすさを分かる範囲で整理します。通常運転と立上げ・停止時で固形分の状態が変わる場合は、その変化も手掛かりになります。

材質と構造、補助流路を組み合わせる

摺動材の組合せだけでなく、粒子が入り込む経路、たまる空間、可動部の接液状態を確認します。耐摩耗材への変更でも、相手材や運転条件との組合せが適切かを見ます。

フラッシング等を使う場合は、供給液、圧力・流量、流れ先、プロセスへの影響を整理します。流量を増やすだけ、シール形式を変えるだけと決めず、設備に合う方法を比較します。

修理品と運転記録を合わせて検討

洗浄前の付着状態、停止後に沈降・固着した箇所、摩耗の進み方を残すと、対策の評価に役立ちます。変更後も、同じ箇所を同じ基準で点検できるようにします。

ジクシールはスラリー条件に応じた材質・構造と修理を相談できます。現物調査から、摺動材、部品形状、補助流路、運転管理の見直し範囲を整理します。

相談前に、分かる範囲でそろえたい情報

  • 摩耗箇所と付着状態の写真・取り外し品
  • 粒子径・硬さ・濃度、沈降・固化の性質
  • 流体・温度・圧力・回転速度、起動停止履歴
  • 現行材質・構造と補助流路の供給条件

硬い摺動材ならスラリーでも長持ちしますか?

材質だけでは決まりません。粒子の性質、流れ・滞留、相手材、潤滑条件、構造を合わせて検討し、実運転で評価します。

スラリーメカの短寿命は、ジクシールへ。

摩耗した部品・流体・運転状況からご相談ください。

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