メカニカルシールの保全相談

液体潤滑を前提とする形式では、液膜不足による損傷が候補です。現物と運転履歴、充液やエア抜き、補助流路を合わせて確認します。
タンクが空になった後、エアを噛んだ後からメカが漏れ始めた。液体による潤滑を前提とする形式では、摺動面の液膜が不足すると損傷する可能性があります。焼けたような外観だけで断定せず、充液状態、運転履歴、補助流路と現物を照合します。
対象が液体潤滑を前提とする形式か確認
ドライ運転を想定した専用形式と、液体潤滑を前提とするメカは条件が異なります。まず型式・構造と、液や封液がどこに必要な設計かを確認します。
変色、割れ、摩耗などの損傷と、液位低下やエア混入の履歴を対応させます。見た目だけで液切れ原因と決めず、取付状態や異物、運転条件も調べます。
なぜ必要な液がなくなったかを調べる
吸込側の状態、液位、充液・エア抜き、補助液の供給・循環、配管の詰まりなどを確認します。設備ごとに液が失われる経路と、発生した順序を整理します。
圧力や流量を一律に変える前に、シール形式と機器の設計条件を確認します。補助液の追加がプロセスに影響する場合もあるため、必要な量や圧力関係は個別に決めます。
損傷の修理と再起動条件を決める
現物点検から、研磨・部品交換・再製作を判断します。漏れが少ないからと異常後の運転を続ける判断をせず、現場の停止・隔離手順に従って調査してください。
ジクシールはシールの修理と補助系統を含めた確認を相談できます。復旧前に、充液、エア抜き、供給状態、監視など対象形式に必要な確認を工程へ組み込みます。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 型式と液体潤滑/ドライなどの使用前提
- 液位低下・エア混入・発生時点の運転記録
- 損傷写真、充液・エア抜き・補助流路の状態
- 再起動の手順と監視、復旧希望日
短時間の液切れなら、そのまま使えますか?
形式と運転条件、損傷によって異なります。一律の許容時間で判断せず、現物と履歴を確認し、再使用と再起動の条件を決めます。
損傷部品と、漏れ始めた前後の運転状況をご相談ください。