メカニカルシールの保全相談

試験と実運転で、流体、温度、圧力、洗浄条件を比較します。摺動面だけと決めず、二次シールや合わせ面を含めて経路を確認します。
水試験では漏れなかったのに、原料を流すと漏れる。洗浄を始めたときだけ液が出る。試験と実運転の結果が違うときは、試験の合否を疑うだけでなく、流体、温度、圧力、洗浄などの条件差を整理して漏れ経路を調べます。
水試験で何を確認したかを明確にする
試験媒体、温度、圧力、保持時間、静止・回転の別、判定方法を確認します。試験条件が分からないと、実運転との比較で何が違うのかを特定できません。
水での確認は、その条件での検査結果です。実液の粘度、表面のぬれ方、材料への影響、温度変化などをすべて再現した結果として扱わないことが大切です。
実液と洗浄時の条件を並べて比較
液の組成、濃度、温度、圧力、回転、補助系統の状態を、漏れた時点で整理します。洗浄時は液の切替え、温度変化、圧力変動なども確認します。
摺動面の状態だけでなく、二次シール、グランドや合わせ面、配管接続なども経路の候補です。運転状態に応じて漏れた場所が変わるかを写真と履歴で残します。
調査と再試験の条件を合意する
比較した条件差から、必要な分解点検、材料確認、再試験を決めます。危険な実液を使う確認は、設備の安全管理と試験できる範囲を踏まえて検討します。
ジクシールへは試験記録と実運転・洗浄の履歴を合わせて共有してください。修理箇所と試験で確認できること、現地で確認することを分けて整理します。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 水試験の媒体・温度・圧力・時間と判定記録
- 実液・洗浄液、濃度、温度・圧力の変化
- 漏れる時点・位置と補助系統の状態
- 現行材質・型式・修理内容と分解品
水試験合格なら、実液でも漏れないはずですか?
試験と実液では条件が異なる場合があります。検査した範囲を明確にし、条件差と漏れ経路を照合して調査します。
いつ・どの液で・どこから漏れるかをご相談ください。