メカニカルシールの保全相談

温度の上がり方に加え、循環流量、冷却、配管の詰まりを確認します。メカ本体と補助系統を分けて調べ、必要な整備を検討します。
ダブルメカのシール水が運転とともに熱くなる。メカ本体の異常か、冷却不足か分からない。温度の値だけで判断せず、上がり方と運転条件、循環・冷却・詰まりなど補助系統の状態を合わせて調べます。
温度の推移と測定位置を明確にする
始動前、運転中、停止後の温度を、測定位置とともに残します。タンクとメカ近傍、供給側と戻り側など、どこを測っているかで読み取れる内容が変わります。
プロセス側の温度・負荷、回転速度、封液の量・圧力なども同じ時系列で整理します。一つの温度値だけで、シールの発熱量や冷却能力を断定しません。
循環しているか、冷やせているかを分ける
配管の取り回し、閉止弁、詰まり、エアの滞留、循環機構の状態などを確認します。冷却器がある設備では、冷却水の供給と汚れ・詰まり、熱交換の状態も確認対象です。
供給圧力や流量をむやみに変更する前に、形式ごとの設計条件と圧力関係を照合します。必要な液が届いているかと、熱を逃がせるかを分けて考えます。
メカ本体と補助設備の整備範囲を整理
摺動部の状態と補助系統の確認結果から、メカの分解整備、配管清掃、冷却設備の点検などを比較します。担当する作業範囲と復旧前の確認をそろえます。
ジクシールはメカとシール水設備の取合いを含めて相談できます。高温プロセス液そのものによる短寿命とは調査の入口を分け、シール水側の循環・冷却から確認します。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 温度の推移と測定位置、運転負荷の記録
- シール水の液量・圧力・循環流量
- 配管系統図、弁・エア抜き・詰まりの状態
- 冷却設備の仕様・供給条件とメカの型式
シール水を増やせば温度は下がりますか?
液量だけでは判断できません。循環、冷却、発熱、圧力関係を設計条件と照合し、必要な整備や変更を決めます。
温度の変化・循環系統・漏れの状況からご相談ください。