メカニカルシールの保全相談

水質や濃縮、温度と付着箇所を確認します。見た目だけで成分を決めず、可動部への影響を調べ、清掃や仕様の見直しを検討します。
水のポンプなのに、メカに硬い付着物がたまり、交換しても漏れが戻る。水であることだけでは、付着や固着が起こらないとはいえません。水質、濃縮、温度、付着した場所と可動部の状態を確認し、原因候補を整理します。
見た目だけでスケールの成分を決めない
白い物、硬い物という見た目だけで、付着物の成分は確定できません。発生箇所、硬さ、分布、水の由来、薬剤や洗浄の履歴を記録します。必要な場合は成分の確認方法を相談します。
付着物が摺動面、スプリング、二次シール周辺のどこにあるかで、機能への影響は異なります。可動部の固着、密封面の損傷、流路の詰まりを分けて点検します。
温度と水の入替わり、停止中の状態も見る
供給水の水質、循環や補給の方法、温度、液の滞留・濃縮に関わる条件を整理します。通常運転だけでなく、停止後の乾燥や残液の状態も手掛かりになります。
水質を確認せず洗浄剤を選ぶと、部品や二次シールとの適合が問題になる場合があります。洗浄・除去の方法は、付着物とシール部材の両方を踏まえて検討します。
清掃と再発対策を分けて決める
清掃後に動くことと、次の運転で付着しないことは別の確認です。供給・循環条件、構造、材料、点検方法のうち何を見直すかを整理します。
ジクシールへは取り外した品と水系統の情報を共有してください。現物と使用条件から、可動部の点検、修理、仕様の見直し範囲を検討します。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 洗浄前の付着位置・分布の写真
- 供給水・循環水の水質、薬剤、温度
- 補給・循環・停止中の状態と漏れた時点
- シール形式、流路、過去の洗浄・交換履歴
硬い付着物があるなら、洗浄だけでよいですか?
可動部や密封面の損傷も点検します。水質・温度・滞留などの条件が残る場合は、清掃と合わせて再発対策を検討します。
付着した現物・使用水・漏れ方からご相談ください。