メカニカルシールの保全相談

二次シールが接する面や、固定環の受け部にも確認を広げます。摩耗の位置と寸法から、コーティング補修や部品製作、交換を検討します。
新品のメカに替えたのに、スリーブ周辺から漏れる。シール本体の交換だけでは、機器側や周辺部品の摩耗が残る場合があります。二次シールが接する面、固定環の受け部まで確認範囲を広げ、密封を妨げる損傷を調べます。
漏れの経路から、確認する部位を広げる
摺動面からの漏れと、二次シール・合わせ面からの漏れを分けて見ます。スリーブの溝状摩耗、密封面の傷、固定環受け部の腐食・変形なども候補になります。
分解前に漏れの位置と発生条件を記録し、部品の向きや位置関係を残します。漏れた液が別の箇所へ伝うこともあるため、外から見えた出口だけで経路を確定しません。
寸法と表面、組込み関係を確認
摩耗箇所の寸法、真円度や接触状態など、必要な項目を図面と照合します。二次シールが動く部位では、表面の状態が追従にも影響する場合があります。
傷をならすだけで寸法が外れたり、受け部の保持力が不足したりしないかを確認します。市販Oリングのサイズ変更だけで摩耗を埋めるといった方法を先に決めないことが大切です。
補修・部品製作・交換を比較する
状態と必要精度に応じて、コーティング等の補修、部品製作、交換を検討します。補修後の仕上がり寸法と密封・保持の関係、組立後の検査も確認対象です。
ジクシールはスリーブや固定環の受け部を含めた相談を受けます。メカ単体だけでなく、漏れ経路に関わる部品をそろえると、原因調査と修理範囲の判断を進められます。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 漏れ位置・発生条件と、分解前の写真
- スリーブ・受け部・二次シールの現物と図面
- 摩耗寸法、材質、過去の補修履歴
- 流体・温度・圧力と、必要な検査・復旧日
メカが新品なら、スリーブは点検不要ですか?
二次シールが接する面や固定環の受け部も密封に関わります。摩耗や損傷があれば、新品メカを取り付けても漏れが残る可能性があります。
メカとスリーブ・受け部の写真からご相談ください。