メカニカルシールの保全相談

シールだけでなく、軸振れ、芯出し、軸受や軸方向の動きも確認します。温度による変化と照合して、再発の要因を絞ります。
メカを修理すると一度は止まるが、振動が出る頃に漏れが再発する。シールだけを繰り返し交換する前に、軸振れ、芯出し、軸受、軸方向の動きなど、設備側の状態と漏れの時点を照合します。冷間と温間の違いも調査の手掛かりです。
振動と漏れの発生時点を合わせて記録
起動直後、温度が上がった後、負荷が変わったときなど、いつ異常が始まるかを記録します。振動や温度の測定値は、測定位置・方向・運転条件と一緒に残してください。
振動と漏れが同時でも、原因が確定したわけではありません。シールの損傷、取付状態、配管や機器側の変化も合わせて確認し、関係を絞ります。
軸と支持部、芯出しを機器全体で確認
軸振れ、芯出し、軸受や支持部、軸方向変位を、対象機器の基準と照合します。メカの追従できる範囲は形式によって異なるため、一般的な数値だけで合否を決めません。
冷間時に問題がなくても、温度上昇に伴う伸びや支持条件の変化が関係する場合があります。軸受ナットを単に締め込む対応を先に行わず、熱膨張と機器の設計条件を確認します。
シール修理と設備側の整備をつなげる
損傷したシールの修理と、設備側の異常調査を分けて工程化します。調査担当、測定項目、必要な停止、復旧後の比較条件を決めることが再発の評価につながります。
ジクシールではシールの状態に加え、ポンプなど回転機器側まで確認を広げる相談ができます。取付図、振動・温度の履歴と現物から、調べる範囲を整理します。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 振動・温度・漏れの時系列と測定位置
- 冷間/温間の芯出し、軸振れ、軸方向変位の記録
- 軸受・支持・配管と整備履歴
- シールの損傷、形式・取付図・運転条件
軸受の締付けを強くすれば漏れは止まりますか?
締付けだけでは判断できません。熱膨張、支持条件、必要な隙間や軸方向変位を機器の基準と照合して整備方法を決めます。
メカの状態と、振動・軸の動きからご相談ください。