メカニカルシールの保全相談

流体、温度、圧力に加え、どの部位が何に触れるかを確認します。必要な耐食性や耐熱性を保てる範囲で材質を検討します。
特殊材のシールを見積もると高い。過去に決めた材質が、今の液や運転条件にも必要なのか分からない。コストを見直す際は、安価な材質へ一括置換するのではなく、部位ごとの接液状態と必要な耐食性・耐熱性を確かめることから始めます。
流体名だけでは、必要な材質は決まらない
濃度、混合物、不純物、温度、圧力、洗浄液などを整理します。通常運転時の液だけでなく、洗浄や立上げ、停止中に触れるものも確認対象です。
耐食性に関する一般的な資料は候補を絞る参考になりますが、実際の混合液や温度での適合をそのまま保証するものではありません。現在の部品に腐食・膨潤・摩耗がないかも照合します。
金属・摺動材・二次シールを分けて考える
すべての部品が同じ液に同じ条件で触れるとは限りません。接液する金属部、摺動面、Oリングなどの二次シール、大気側の部品を分けて、必要な性能と機械的な条件を整理します。
接液範囲を図面で確認せず、外から見えない部品を安易に低い耐食材へ変えることは避けます。材質変更が寸法、保持方法、熱変形などに与える影響も設計上の確認事項です。
変更の評価方法まで含めた比較にする
初期費用だけでなく、想定する点検周期、試用条件、停止時の確認、予備品を比較します。材質変更後の評価をせずに長寿命や同等性能を断定することはできません。
ジクシールでは、使用条件と部位ごとの役割に合わせた材質の相談を受けます。現在の仕様、液の情報、損傷の履歴から、維持すべき性能と見直せる範囲を整理します。
相談前に、分かる範囲でそろえたい情報
- 現在の材質表・図面、部位ごとの接液範囲
- 流体・濃度・混合物・洗浄液と使用温度
- 腐食・摩耗・膨潤の状態、現在の交換周期
- コスト目標、試用・点検・評価の条件
大気側の部品なら、材質を下げても大丈夫ですか?
外観だけで接液範囲や必要な強度・耐熱性は決まりません。図面と運転条件を確認し、腐食環境や異常時も含めて個別に判断します。
現仕様・流体・修理費で気になる点をご相談ください。