技術コラム

高粘度液・ペーストでメカニカルシールが漏れる|粘度だけで決めない選定条件

メカニカルシールの保全相談

高粘度液で短期間に漏れる液に合わせた摺動構造を検討
高粘度液で短期間に漏れるから液に合わせた摺動構造を検討を検討するメカニカルシールの相談イラスト
構造と相談のイメージです。実機の作業手順や改善結果を示すものではありません。
ペースト状の液に、標準メカが長持ちしません。

運転温度での粘度や固まり方、固形分を確認します。摺動部の形状や形式、駆動への負荷を含めて仕様を検討します。

ペースト状の原料に替えたら、標準メカの漏れや駆動部の損傷が増えた。粘度の数値はあるが、どの仕様を変えればよいか分からない。高粘度液では、温度や停止時間による物性の変化、固形分、シールにかかる負荷を一緒に整理します。

常温の粘度だけで選ばない

実際の運転温度と停止中の温度で、液がどのように変わるかを確認します。流れやすくなる液、冷えると硬くなる液、時間とともに硬化する液では、検討する条件が異なります。

粘度の測定条件、固形分、付着性、洗浄方法を共有します。数値だけで比較できない性質は、現場で起きる固まり方や付着状態の写真・履歴で補います。

摺動部と駆動部の両方を見る

摺動面の状態、可動部への付着、起動時の抵抗、駆動部の摩耗などを調べます。漏れの経路を確認し、液の粘度が高いという理由だけで原因を一つに決めません。

摺動部の形状、保持・駆動構造、形式、補助系統などが見直し候補です。運転に必要な機能と、洗浄・分解のしやすさ、機器側の取合いも比較します。

停止と再起動、洗浄までを使用条件に含める

運転中は問題がなくても、停止中に固着すると再起動で負荷が増える場合があります。停止時間、洗浄のタイミング、温度の変化と損傷を対応させて記録してください。

ジクシールでは、液の性質と現物の損傷から仕様を検討します。材質だけの置換に限定せず、構造、補助流路、運用で何を確認するかを整理します。

相談前に、分かる範囲でそろえたい情報

  • 運転・停止時の温度と粘度の測定条件
  • 固形分・硬化・付着・洗浄条件
  • 摺動部・可動部・駆動部の損傷と写真
  • 回転速度、起動停止、補助系統と現行図面

粘度の数値が同じなら、同じメカを使えますか?

固形分、温度による変化、付着・硬化、洗浄条件などが異なります。粘度の測定条件と実際の運転状態まで確認して判断します。

高粘度流体のメカは、ジクシールへ。

流体の性状・温度・損傷部品からご相談ください。

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