渦巻ポンプ用のダブルメカニカルシールは、通常、2つのシールが逆向きに配置され、外部からの注入液（エクスターナル流体）を使用して、流体の圧力よりも高い圧力で封入されます。このメカニカルシールは、新規製作と修理の両面で繰り返し取り扱われ、今回も当社にその機会を与えていただき、心より感謝申し上げます。

今回は、お客様から届いたメカニカルシールを修理させて頂きました。■修理の依頼と対応お客様からの連絡では、メカニカルシールの漏れがひどくなり、交換が必要だということでした。私たちは、お客様が送付して頂いた、メカニカルシールを確認しました。すると、摺動面であるシール面が摩耗しており、

今回は、製紙業界のお客様からパルプスラリー用のメカニカルシールを修理する仕事を依頼して頂きました。■パルプスラリーとは？パルプスラリーとは、木材や草などの植物繊維を水に浸して細かく砕いたものです。製紙工程では、パルプスラリーを濾過や漂白などの処理を行って紙にするために、ポンプやバルブなど

最近、メカニカルシールやポンプ、撹拌機に加え、バルブの整備に関するお問い合わせが増加しております。バルブは、液体や気体の流れを制御するための装置であり、配管などに設置される重要な機器です。バルブには様々な種類があり、形状や機能によって異なります。例えば、ゲートバルブ、グローブバルブ、ボー

今回は、短納期でメカニカルシールの修理を行った事例をご紹介いたします。依頼者は、化学工場で使用されているポンプのメカニカルシールに問題が生じていることにお困りでした。メカニカルシールは、ポンプの軸とケーシングの間に位置し、液体の漏れを防止する重要な部品です。しかしながら、摩耗や腐食な

メカニカルシールの駆動方式におけるクラッチは、回転環と固定環の間に凸部と凹部とが噛み合うクラッチ機構を介して、回転環にトルクを伝達する方法です。このクラッチ機構は、摺動面の隙間を自動的に調整できるため、ピンやセットスクリューなどの他の駆動方式よりも摺動面の摩耗や漏れを防ぐ効果があります。その

事後保全は、故障が発生した際に対処する手法であり、故障の原因や状況に応じて保全手法や作業時間が変化します。一方、予防保全は故障を未然に防ぐために事前に保全作業を行うことであり、計画立案やスケジュール管理が容易になります。事後保全と予防保全のそれぞれには以下のメリットとデメリットがあります

メカニカルシールの寿命は、使用条件や機器の状態によって大きく異なりますが、一般的に回転型シールは2〜3年、静止型シールは4〜5年と言われています。『回転型シールと静止型シールの違い』スプリングがシャフトと一緒に回転するか、ケーシングに固定されているかです。回転型シールは静止型シールに