固定環が破損!原因は?
メカニカルシールの固定環(シール面)が破損して漏れる原因とは?異常摩耗(シール面が適切に潤滑されていないドライ運転)物理的損傷(運転中ポンプに外部からの物理的な衝撃や振動によってシール面が損傷)化学的損傷(シール対象液の化学物質や腐食性成分がシール面に影響を与え、耐性を超える場合に損傷)などが挙
メカニカルシールの固定環(シール面)が破損して漏れる原因とは?異常摩耗(シール面が適切に潤滑されていないドライ運転)物理的損傷(運転中ポンプに外部からの物理的な衝撃や振動によってシール面が損傷)化学的損傷(シール対象液の化学物質や腐食性成分がシール面に影響を与え、耐性を超える場合に損傷)などが挙
メカニカルシールのドライ運転(Dry Running)とは、シール面(シールフェース)が摺動しているときに、シールフェースに潤滑液(通常はプロセス液)が供給されていない状態を指します。一般的に、メカニカルシールはシールフェースに潤滑液を供給して摺動面の摩擦を減少させ、摩耗を防ぐ役割を果たしま
今回は熱媒ロールの回転軸に採用されているメカニカルシールの修理依頼です。熱媒ロール(ねつばいロール)は、特定の目的で使用される加熱装置の一種です。その名前の通り、熱媒体(例えば、電気加熱や油など)を内部に含んだロール状の部品で、加熱されることで特定の作業を助ける役割を果たします。例えばラ
メカニカルシールの摺動面同士に固着液が侵入すると、密着が損なわれてメカ漏れのリスクが生じます。侵入した固着液は摺動面間から抜け出ることはなく、メカ漏れが持続することがあります。この問題を解決するために、摺動面の密着圧力を高めることで固着液の侵入を防ぐことができます。ただし、摺動面の摩耗を
ロータリーポンプからの液漏れに関するご依頼を受け、メカニカルシールの点検を行いました。問題の送液物は液糖で、その粘着性により摺動面が固着する傾向にありました。お客様によると、ポンプの再起動時に洗浄を行うこともあれば、行わないこともあるそうです。このような状況は一般的で、再起動時に液糖が摺
先日、数年の休止期間を経て、あるプラントの再稼働が決定しました。そのプラントから、長期間倉庫で保管されていた使用済みメカニカルシールの修理依頼を受けました。残念ながら、関連する図面は既に失われていましたが、修理と同時に図面の作成も行うことになりました。私たちの細やかなサービスが評価され、
新人の保全担当者様がお問い合わせくださいました。「回転環と固定環のОリングが、一つは黒色で、もう一つは赤色なんですけど、これはどういうことでしょうか?」というご質問でした。私はその疑問にお答えしました。「回転環のОリングが黒色であるのは、それがフッ素ゴムでできているからです。一方、固定環
私たちには、海外製のメカニカルシールを修理し、さらに現地でのポンプへの組み込みに関するご相談をいただきました。このような依頼が増えている背景には、ポンプのメカニカルシールを取り扱っていた担当者の高齢化があり、後継者への技術伝承が追いついていない現状があります。私たちは、メカニカルシールの修理