密着圧力調整とダブルメカニカルシールの効果
メカニカルシールの摺動面同士に固着液が侵入すると、密着が損なわれてメカ漏れのリスクが生じます。侵入した固着液は摺動面間から抜け出ることはなく、メカ漏れが持続することがあります。この問題を解決するために、摺動面の密着圧力を高めることで固着液の侵入を防ぐことができます。ただし、摺動面の摩耗を
メカニカルシールの摺動面同士に固着液が侵入すると、密着が損なわれてメカ漏れのリスクが生じます。侵入した固着液は摺動面間から抜け出ることはなく、メカ漏れが持続することがあります。この問題を解決するために、摺動面の密着圧力を高めることで固着液の侵入を防ぐことができます。ただし、摺動面の摩耗を
ロータリーポンプからの液漏れに関するご依頼を受け、メカニカルシールの点検を行いました。問題の送液物は液糖で、その粘着性により摺動面が固着する傾向にありました。お客様によると、ポンプの再起動時に洗浄を行うこともあれば、行わないこともあるそうです。このような状況は一般的で、再起動時に液糖が摺
先日、数年の休止期間を経て、あるプラントの再稼働が決定しました。そのプラントから、長期間倉庫で保管されていた使用済みメカニカルシールの修理依頼を受けました。残念ながら、関連する図面は既に失われていましたが、修理と同時に図面の作成も行うことになりました。私たちの細やかなサービスが評価され、
新人の保全担当者様がお問い合わせくださいました。「回転環と固定環のОリングが、一つは黒色で、もう一つは赤色なんですけど、これはどういうことでしょうか?」というご質問でした。私はその疑問にお答えしました。「回転環のОリングが黒色であるのは、それがフッ素ゴムでできているからです。一方、固定環
私たちには、海外製のメカニカルシールを修理し、さらに現地でのポンプへの組み込みに関するご相談をいただきました。このような依頼が増えている背景には、ポンプのメカニカルシールを取り扱っていた担当者の高齢化があり、後継者への技術伝承が追いついていない現状があります。私たちは、メカニカルシールの修理
お客様からの依頼で、渦巻ポンプのメカニカルシールの漏れについて調査を行いました。調査の結果、漏れの直接的な原因はメカニカルシール自体ではなく、ポンプの軸の振動によるものでした。実は、メカニカルシールの漏れの大部分は、シール自体の問題ではなく、他の要因によるものです。今回のケースも、その典
お客様からのご相談で、メカニカルシール交換の際に毎度固定環が破損する問題があることが明らかになりました。実際の固定環を検査した結果、キリカケ部分が超硬材料で破損していることが判明しました。この問題を解決するために、超硬のキリカケ部分をより耐久性のある金属ステンレスに変更する提案を行いました。
「この度は、10年間もの長きにわたり液漏れ一切なしという、お客様から高い評価を受けているメカニカルシールの修理をご依頼いただき、誠にありがとうございます。冗談交じりにもかかわらず、実際には少々の漏れがあったとのことで、これは製品の個体差ではなく、ご使用になられた環境や条件によるものと考えられます