『構造』メカニカルシールの構成部品で欠かせないスプリングのお話です。今回のメカニカルシールは、ウェーブスプリングを採用しています。ウェーブスプリングは、ばねの一種で、板状鋼線を螺旋状に圧縮したスプリングです。大きいスプリングを1本だけ使用する「シングルスプリング」や、複数本の小さいス

『状況』メカニカルシールの業界は、メカニカルシールを設計から修理まで対応する会社と、メカニカルシールの修理だけを対応する会社があります。メカニカルシールの摺動材は「ついで」にラッピングするだけで、本業はセラミック研磨やカーボン加工を柱にされていることもあります。今回の新規問合せは、既存の

『状況』今回はメカニカルシールのオーバーホールだけではなく、新作メカ製作したいと要望を頂きました。類似案件で多い状況としては、「廃盤メカ」「海外メカ」が多いです。またメカニカルシールが廃盤でなくても、機器側ポンプやミキサーが廃盤になることもあります。そんな時は、メカニカルシールをオー

『解説』ウォーターハンマーとは？『配管の急激な圧力上昇もしくは下降する現象」です。例えば、ポンプ送液時に配管バルブを締め切れば液体の行き場がなくなるので、閉まったバルブで圧力上昇してしまいます。工学的に解説すると、流れの運動エネルギーが行き場を失い、圧力エネルギーに変換される現象です。

Q. 写真のメカニカルシールを以下の形式に分類できますか？圧力範囲　＝　アンバランス形 or バランス形スプリング位置　＝　回転形静止形スプリング形状　＝　マルチスプリング形シングルスプリング形取付位置　＝　インサイド形アウトサイド形配置　＝　シングル形ダブル形トルク伝達

Q. 写真のメカニカルシールを以下の形式に分類できますか？圧力範囲　＝　アンバランス形 or バランス形スプリング位置　＝　回転形静止形スプリング形状　＝　マルチスプリング形シングルスプリング形取付位置　＝　インサイド形アウトサイド形配置　＝　シングル形ダブル形トルク伝達

『状態』回転環の摺動面は異常なし判定、しかし、固定環の摺動面が面荒れしています。通常運転において、摺動面同士（液膜形成）していれば、ここまでの面荒れは発生しません。考えられる原因は、異物嚙み込み、ドライ運転、過大面圧が挙げられます。同じような症状が続くようであれば、現地でポンプ確認さ

『構造』固定環（超硬）ソリッドのキリカケが…。何故か毎回割れるんです…。こんな時は固定環（超硬）ソリッドから固定環（超硬）ヤキバメを検討してみるといいですね。キリカケ部には、固定環の回り止めピンが接触するので、割れたり欠けたりします。金属ライナーのヤキバメ式に改良することで、割れ欠け