シャフトのセラミックコーティングは、摩耗や腐食からシャフトを保護するために行われる表面処理の一種です。しかし、コーティングにも限界があり、長期間の使用や過酷な環境によってコーティングが剥がれたり、ひび割れたりすることがあります。そんなときは、シャフトのセラミックコーティングを修理する必要があ

メカニカルシールとは、回転軸や往復運動する軸などの動く部分と、静止部分との間に発生する隙間から、流体やガスの漏れを防ぐ装置のことです。メカニカルシールは、機械や工場の稼働効率や安全性を高めるために重要な役割を果たしています。メカニカルシールの種類や特徴、選定方法やメンテナンスのポイントなどに

『状況』3カ月でメカ漏れした！と相談がありました。シール対象の液（製品）が変わったタイミングで寿命が短くなったと報告がありました。ご覧の通り、乾燥した液体はスプリングに付着しており、作動不良を誘発する状況でした。スプリングの追従性が損なわれると摺動面同士がピッタリとくっつかないので漏

『構造』カートリッジ式メカニカルシールで摺動材が剥き出しの構造があります。外部からの衝撃で摺動材が破損しないように、樹脂部品で摺動材を保護しています！摺動材のSiCや超硬は非常に硬いですが、衝撃に脆い特性があります。改めて、摺動材のお取り扱いには細心の注意お願いします。

『構造』メカニカルシールの構成部品で欠かせないスプリングのお話です。今回のメカニカルシールは、ウェーブスプリングを採用しています。ウェーブスプリングは、ばねの一種で、板状鋼線を螺旋状に圧縮したスプリングです。大きいスプリングを1本だけ使用する「シングルスプリング」や、複数本の小さいス

『状況』メカニカルシールの業界は、メカニカルシールを設計から修理まで対応する会社と、メカニカルシールの修理だけを対応する会社があります。メカニカルシールの摺動材は「ついで」にラッピングするだけで、本業はセラミック研磨やカーボン加工を柱にされていることもあります。今回の新規問合せは、既存の

『状況』今回はメカニカルシールのオーバーホールだけではなく、新作メカ製作したいと要望を頂きました。類似案件で多い状況としては、「廃盤メカ」「海外メカ」が多いです。またメカニカルシールが廃盤でなくても、機器側ポンプやミキサーが廃盤になることもあります。そんな時は、メカニカルシールをオー

『解説』ウォーターハンマーとは？『配管の急激な圧力上昇もしくは下降する現象」です。例えば、ポンプ送液時に配管バルブを締め切れば液体の行き場がなくなるので、閉まったバルブで圧力上昇してしまいます。工学的に解説すると、流れの運動エネルギーが行き場を失い、圧力エネルギーに変換される現象です。